春爛漫!と言いたいところですが、まだ0度を少し上回るくらいの気温が続いています。。。今年の春はどこへ寄り道しているのやら、三寒四温どころか六寒一温ぐらいの割合で、なかなか暖かくなりません。
それでも5月1日(明日!)からグリーンゲイブルズがオープンし、ロブスター漁が解禁(但し1日遅れて今年は2日からの予定)となり、本土へ渡るフェリーの運航も始まり、ついに観光シーズン突入です。忙しくなる前に、お隣のNew Brunswick州(NB)へ視察旅行へ行ってきました。NBは森と川がとても多くて、新緑や紅葉の時期はとてもきれいです。ただP.E.Iの13倍もあるので、1つの町から次の町への距離が非常に長く、2泊3日で1000キロを超えるドライブ旅行となりました。とはいえ渋滞が全く無いので、ほぼ予定時間通りに目的地につけるのがこちらのいいところですね。
P.E.IからNBへは1997年に開通したコンフェデレーションブリッジを渡ります。「凍結する海に架かる橋の中では世界最長」の橋で、2017年のカナダ建国150周年の年にちょうど20周年を迎えることになります。そういえば開通の日は島中の人が橋へ殺到した為、P.E.Iの歴史に残る大渋滞を引き起こしました。あれから20年も経つなんて、全く信じられません。
川の多さに比例して橋の数も多いNB州ですが、特にCovered Bridge、いわゆる屋根付き橋は観光名所ともなっており、今でもほとんどが実際に使われています。映画『マディソン郡の橋』で一躍脚光を浴びた橋といえば、お分かりでしょうか。なかなかノスタルジックにあふれた橋です。北米だけではなく世界各国に屋根付き橋がありますが、その中で世界最長の橋がここNBのHartlandにあるのです。もちろん写真は見たことがありましたが、実際に見るとその長さにあらためて驚きます。車両は1台しか通れない為対岸から車が来ているときはじっと待たなくてはなりませんが、それほど待つ必要が無い交通量なので特に問題は無いようです。歩いて渡ることもできます。
というわけで1日で2つの世界一の橋を渡った日となりました。なかなかNB州へ行くパッケージ・ツアーは無いのですが、コンフェデレーションブリッジを渡る添乗員さん付きツアーは多いですし、コンフェデレーションブリッジを渡らずとも写真を撮る機会のあるオプショナルツアーは出ていますので、是非世界一の橋をご覧下さいね。